第103回ゆるゆる組レビーおしゃべり会
2ヶ月ぶりの参加の方、なぜおしゃべり会に来られなかったかのお話、お父さんにタックルしながらの壮絶な状況から病院、施設とのやり取りを実況中継のように話してくださったので、大変な内容なのですが、笑の渦となりました。だけど、ほんとに頼もしい家族!!
ほんとに遠い遠いご実家への遠距離介護中の方、そこにレビーのわかる病院が一箇所のみだそうで、、レビー診断(問診のみ)から別の診断が加わりました。私も初めて聞いたので、ますますレビーって。。難しいなと複雑な気持ちになりました。
同じ遠距離介護の方と目を合わせたとたん、顔がぱっと明るくなりました。知らないこともたくさん、話の中で経験者から「うちの場合」を聞き、すぐメモ。目には涙がいっぱい。
人生の大先輩介護者、淡々と話されるのですが、ほんとに「受容」する心、素敵です。「もちろん症状はありますよ、うちはこのくらいでいいと思うし、幸せだと思います」みんな真剣に聞いていました。みんなの呼吸が聞こえるくらい、いつも大先輩のことばは暖かい。
習字をやりたい、道具を買ってというご本人、そのお習字を持ってきてくださったんですが、しっかり書いてます。ところがご本人は下手くそだと、ポケットにねじ込んでいたそう。でもやる気満々が伝わる字に、みんなで笑顔になりました。レビーさんは字を書くと端っこになっちゃったり、だんだん斜めになったり、ちいさかったりするのですが、その方の字は真ん中にドン。嬉しい報告でした。
今まで病院を信じてきた方が、何も改善されず、どんどん悪い感じになっていく日々に、これでは自分もだめになると、積極的に質問が飛び出しました。
地域の認知症医療疾患センターで医師も地元では著名な方。。抗精神病薬と抗うつ剤の長期投与です。高齢なのに。。ご本人も薬を飲むとふらふらすること、めまい、頭痛を自覚している。。だけど医師の言うことを聞かなくてはいけないと思っています。奥様の決断はつきました。良い方向へ行くように願ってます。
今回もみんなの近況報告や、おしゃべりの中で、みんなで自覚しあったのは「家族は一体何をしたいのか、本人の声を聞いているか、何を満足させたいのか、自分の行動を見直そう」仲間の話をいっぱい聞くことで、自分の姿を振り返ることができます、すると「気づき」がある。
「医師への伝え方をどうするか」なんでもかんでもベラベラと医師にしゃべろうとする家族。医師を信じているのですから良いことなんですが、お医者さんは科学者と思って、とにかくきちんとデータを持って行こうということ。
目で見てもらい、話を聞いてもらい、医師の意見と指示を仰ごうということです。施設も病院も同じ。味方を作っておくことって大事。
ちょっとここには書けませんが、家族も冷静に、でも腹黒く??最後はモンスターファミリーになりやすいレビー家族って、精神的に問題ありか、、などという話になったり。涙あり、笑あり、あっと言う間の4時間でした。時間きてもだれも席をたたず、延長?しなくちゃならないか、と思うほど。
みんな、本人の声、聞き逃さないでね。
娘に怒られて、しくしく泣くお父さんの話、娘よ、お母さんの代わりにおしゃべり会に来なさいって言ってしまいました〜私たち、静かなモンスターファミリー、「僕、ブラックリスト!」に、みんなうんうん。いいじゃないですか、だって大切な家族の「いのち」を守るためなんだから。